皆さん、こんにちは。6月に入りましたが、しばらく天気が良い日が続くようですね。今日は真夏日です。
暑い日には冷たくてさっぱりしたものが食べたくなります。そうめん、ひやむぎ、うどん、そば、冷やし中華、つるっと食べられるめん類はお手軽でいいですよね。
どれも好きなのですが、無性に食べたくなるのが韓国冷麺なのです。
よく買っているのが、麺を茹でてスープをかけるだけの商品ですが、他にはない麺のコシとさわやかで酸味のあるスープがやみつきになります。
でもこの味はどうやって生まれたのか、そもそもこの麺は何でできているのか気になりました。
そこで、今回は韓国冷麺について調べてみようと思います。
冷麺について
韓国の冷麺について、下記のページを参考にまとめております。
気になった方はご覧ください。
<参考文献>
モランボン 韓国食辞典「冷麺」
https://www.moranbong.co.jp/hanshoku/gourmet/detail/9160.html
冷麺とは
「冷麺」は、韓国の伝統的な麺料理です。そば粉を中心にさつまいもでんぷん、じゃがいもでんぷん、小麦粉などを配合して生地をこね、圧力をかけて小穴から押し出した圧縮麺のひとつです。押し出した麺を即座に茹でて冷水にさらすことによって独特のコシが生み出されます。
現在、韓国にはさまざまな種類の冷麺がありますが、もともと地方によって麺や汁、具などに特徴があったものが、歴史的な変遷を経て現在へとつながっています。
その中でも、次に紹介する2種が二大冷麺として広く食べられているようです。
平壤ピョンヤン冷麺
まず冷麺といって多くの日本人が想像するのが、この平壌冷麺だと思います。
そば粉にじゃがいもでんぷんを配合した細麺と爽やかな冷たいスープが特徴です。スープは一般的に牛骨や牛肉を煮出したものに、大根の水キムチの汁を合わせています。肉の旨味とキムチの発酵した酸味が絶妙な味を生み出しています。
具材は、牛肉や豚肉を茹でて薄切りにしたもの、薄切り大根キムチ、梨の薄切り、ゆで卵が定番になっています。
平壌冷麺はその名の通り、平壌地方でもともと食べられてきましたが、朝鮮戦争のときに北部から逃れてきた人たちによって韓国にもたらされ、その後韓国内に広がりました。
咸興ハムフン冷麺
次に、平壌冷麺と並び二大冷麺と称されるもうひとつが、咸興冷麺です。咸興は朝鮮民主主義人民共和国の咸鏡南道(ハムギョンナムド:함경남도)にある、東海に面した港町です。
咸興冷麺の特徴は、汁気が無くヤンニョムジョンやチョコチュジャンと呼ばれる甘辛い唐辛子酢味噌が麺の上にたっぷりのっていたり、そのヤンニョムジョンで和えた真っ赤な麺がこんもり盛られていることです。
麺の上には、茹で肉やゆで卵、きゅうり、梨などの具材がのっており、麺とヤンニョムジョン、具材を混ぜ合わせた味を楽しみます。
また咸興冷麺のもう一つの特徴は、麺のコシがとても強いことです。じゃがいもやさつまいものでんぷんを主原料とし、やや太めで噛み切るのが困難なほど強いコシの麺に仕上がっています。
まとめ
冷麺は、大きく分けると、冷たいスープの平壌冷麺とヤンニョムジョンで和えて食べる咸興冷麺があるんですね。麺の主原料によって色や食感が異なるようです。またスープや具材も地方によって特色があって面白いですね。今回ご紹介した以外にも特色のある冷麺はあるということで、多くの人に親しまれている麺料理だということが分かります。
私が好んで食べていたのは平壌冷麺の方だったようです。すっきりとした酸味のある冷たいスープと細麺がたまらなく好きです。ただ、咸興冷麺のコシのある麺も食べてみたいと思いました。皆さんはどちらがお好みでしょうか。
これからもっと暑い夏がやってきますが、麺料理を楽しみながら乗り切りましょう。
それではみなさん、おいしいごはんでごゆっくり~
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